自己証明書環境でGitLab Runnerを動かす


自己証明書を使ってGitLabを構築しGitLab Runnerを動かす手順になります。

環境

項目 バージョン
GitLab EE 14.6.2
GitLab Runner 14.6.0
Ansible Core 2.12.1
Ansible 5.2.0
CentOS 8.5.2111

自己証明書作成

ここでは、以下のPlaybookをAnsibleで実行して自己証明書を作成します。
任意の名前で以下の内容のPlaybookを作成してください。

Playbookを実行して証明書を作成します。

証明書を使ってGitLab Runnerを接続させる場合は SAN付き になっている必要があります。
そのため以下のコマンドで X509v3 Subject Alternative Name が存在しているか確認します。

GitLabインストール

証明書のコピー

GitLabサーバに以下のディレクトリを作成します。

GitLabサーバに作成した自己証明書をコピーします。

インストール

GitLabのリポジトリを登録してインストールします。

アクセス確認

GitLabサーバにブラウザでアクセスして確認します。
root の初期パスワードは以下のコマンドで確認できます。

GitLab Runnerインストール

Dockerのインストール

ここでは、ExecutorはDockerを使用するためインストールして起動します。

インストール

GitLab Runnerのリポジトリを登録してインストールします。

証明書のコピー

GitLabで使用した自己証明書をコピーします。

上記の証明書で問題なくアクセスできるか確認します。

Runnerの登録

GitLabへRunnerを登録します。

RunnerがGitLabに登録されているか確認します。
以下は、共有Runnerとして登録した例です。

これで自己証明書を使ったGitLab/Runnerの環境構築は完了です。

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