VMwareコレクションのvSANモジュールを使う方法


community.vmwareではvSANを構築・情報取得できるモジュールが提供されています。
このモジュールを使用するには vSAN Management SDK for Python が必要です。
vSANのSDKはダウンロードして手動インストールする必要があるので、そのやり方とvSANモジュールの使い方について説明します。

環境

今回は以下の環境を準備しています。

項目 バージョン
Python 3.6.8
Ansible Base 2.10.7
community.vmware 1.9.0
vSAN Management SDK for Python 7.0U2
pyvmomi 7.0.1

環境はvenv前提で説明します。

vSAN Management SDK for Pythonインストール

次のURLからそれぞれの環境に合わせたバージョンをダウンロードします。
ダウンロードするにはMy VMwareのアカウントが必要になります。

いくつかの言語でリスト化されたページが表示されるので vsan-sdk-python.zip をダウンロードします。
ダウンロードしたらアーカイブを解凍します。

今回の例では以下のディレクトリを作成してSDKをインストールします。
また、SDKが認識できるように、ここでは環境変数に探索パスを追加します。

vSANモジュールを動作させるには、以下の2つのファイルが必要なのでコピーします。

  • vsanmgmtObjects.py
  • vsanapiutils.py

それぞれインポートできるか確認します。

エラーが表示されなければSDKのインストール作業は終わりです。

vSANモジュールを動かす

community.vmwareをインストール

今回はワークディレクトリにインストールします。

vSANを有効化するPlaybook作成

サンプルとしてvSANを有効にするPlaybookを作成してみます。

各変数は環境に合わせて変更してください。

実行してvSANを有効化します。

有効化できました 🙂

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