moleculeでVMwareドライバを使ってみる


moleculeでVMwareのドライバが無かったので作ってみようと思っていたところ、PRを見つけました。
ただ、既にドライバがいくつかある上に需要的な観点からWIPになっていました。
そこで、ここではPRが出ているVMwareドライバを使ってみようと思います。

PR

環境

項目 バージョン
CentOS 7.6

準備

必要なパッケージをインストール

必要なパッケージをインストールします。

ansibleのインストール

ansibleをvenv環境でインストールします。

moleculeインストール(VMware)

PRが出ているリポジトリをクローンします。

moleculeをインストールします。

verify でエラーが出ないようにtestinfraのバージョンを上げます。

pyvmomiをインストールします。

テンプレート作成

VMのテンプレートを作成しておく必要があります。
VMのテンプレートには、以下のユーザーが必要です。(sudoを使う場合はsudoersの設定も必要です)

ユーザー パスワード
molecule molecule

実行

roleの作成

ここでは簡単なApacheをインストールするroleを作ってみます。

main.ymlの中身は以下のようになっています。

scenario作成

VMwareのscenarioを作成します。

scenarioの修正

molecule.yml を変更します。

ここでは instance という名前のVMを作って、そのVM上でroleを実行します。

Playbookの修正

sudoを行うためにbecomeとパスワードを追加します。

認証・展開先ファイルの作成

認証・展開先ファイルを作成します。

vCenterの認証情報やinstanceの展開先を設定します。

実行

以下はデモ動画です。

Demo to ansible molecule test using vmware driver from sky_joker on Vimeo.

補足

コンテナで動かす場合は localeUSER 環境変数の設定が必要です。
以下は例です。

最後に

moleculeのVMwareドライバが問題なく動きました 🙂
これがマージされるとVMware vSphere環境でVMを使ったCIが出来るので便利ですね!
マージされることを期待してます 🙂

それでは、みんなでハッピーオートメーション!

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