VMware HTML Console SDKを使ってみよう


ここでは、VMwareから提供されているHTML Console SDKの簡単な使い方について説明します。

VMware HTMl Console SDK

ドキュメント

バージョン

項目 バージョン
HTML Console SDK 2.1.0

準備

ダウンロード

以下のページからSDKをダウンロードしてください。

ダウンロードが完了したら解凍します。
解凍したら以下のようにフォルダとファイルがあることを確認します。

使い方

HTML Console SDKは、javascriptで提供されています。
そのため、SDKを使うためにはjavascriptで処理を記述する必要があります。
以下は簡単なテンプレートです。
ここでは console.html という名前で作成しています。

パラメーターの詳細についてはドキュメントを参照ください。
コンソールへ接続するメソッドは vmks.connect の部分です。
上記では Change me となっているところを接続先のURL(WebSocket)へ変更します。
URLにはチケットが必要です。
チケットはAPI経由から取得することが可能です。
そのため、接続先URLを生成するツールを作ってみました。

上記ツールを動作させるには pyvmomi が必要なのでインストールしてください。

インストール例

ツールの使い方は以下の通りです。

例えば、vcenterからAD01というVMのHTMLコンソール接続用URLを生成するには以下のようにします。

ここで表示された wss://host:port/ticket/ticket_idchange me 部分にコピペします。
ちなみに、最終的なディレクトリ構造は以下のようにしています。

この構造であれば console.htmlchange me 部分を書き換えてブラウザで表示すれば以下のようにコンソールが表示されます。

他にも Ctrl + Alt + Delete をVMに送信するためのメソッドやフルスクリーンにするメソッドなどあるので、詳しくはドキュメントを参照してください。
これで、自作コンソールも作れるようになりますね 🙂

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