OpenShiftをインストールしてみる


ここでは、Red HatのOpenShift(OSSのOpenShift Originではなく)をインストールして一先ず動く評価環境を作ってみます。
ライセンスは30日の評価版を使います。

必要な事前作業

  • Red Hatのアカウントを作成

OpenShiftの必要要件

作業概要

  • OpenShiftの評価版登録
  • Red Hatのコンテナイメージを使うため registry.redhat.io のアカウント作成
  • OpenShiftのインストール

環境

ここでは、試しに動かす環境を作ってみるので master node infra を1台ずつ用意しています。

項目 内容
OS RHEL7.6
OpenShift 3.11

ホスト名は以下の通りです。

ホスト名
master.local
node01.local
infra01.local

DNSレコード

DNS(bind)のコレードは以下の通りです。
ドメインは local を使います。
openshift_master_default_subdomain は設定しないのでデフォルトのドメインを設定しています。

OpenShift評価登録

ログイン

カスタマーポータルからログインします。

評価登録

ダウンロード をクリックします。

Red Hat OpenShift Container Platform評価をリクエスト をクリックします。

次に進む をクリックします。

AGREE AND GET STARTED をクリックします。

アクティブなサブスクリプション に表示されていることを確認します。

レジストリアカウント登録

Red Hat Container Catalog へアクセスし Service Accounts をクリックします。

New Service Account をクリックします。

Name にアカウント名を入力して CREATE をクリックします。

以下のコマンドを実行して認証が通りTokenが発行されるか確認します。

項目 説明
username レジストリアカウント登録したユーザー
password Red Hatに登録したユーザーのパスワード

OpenShiftインストール

Red Hatの手順書にあることをやっていきます。

OS作業

master node01 infra01 で以下の作業を実施します。

サブスクリプションのアタッチ

まずは register でシステムを登録します。

最新のサブスクリプションテーブルをプルします。

先ほど登録した評価版OpenShiftサブスクリプションの プール ID を確認します。

確認したプール IDにアタッチします。

リポジトリーの有効化

以下のコマンドを実行してリポジトリを有効化します。

アップデート

必要であれば全ホストで yum update を実行して最新版にしておきます。

OpenShift Container Platformパッケージのインストール

master で以下の作業を実施します。

必要なパッケージのインストールおよびアップデート

必要なパッケージのインストールをします。

最新版にアップデートして再起動します。

OpenShiftはAnsibleでインストールするので openshift-ansible をインストールします。

コンテナーエンジンのインストール

ここでは Docker を使おうと思うので docker をインストールします。

SSHのキー作成

パスワードなしでログインできるようSSHのキーを作成します。

全ホストに公開鍵を配ります。

OpenShiftインストールPlaybook実行

インベントリ作成

以下のようにインベントリを作成します。
ここでは masterinfra を分けていますが master+infra にする場合は node-config-master-infra を指定します。

インベントリ例は以下を参照ください。

インベントリの変数説明は以下を参照ください。

Playbook実行

まずは prerequisites.yml を実行します。

次に deploy_cluster.yml を実行します。

状態確認

標準の system:admin でログインして状態を確認してみます。

ユーザー追加

adminユーザーを追加してみます。

OpenShiftを再起動します。

作成したadminに特権ロールを設定します。

adminでログインしてみます。

OpenShiftルーターのデプロイ

デフォルトルーターを削除して新規に作成します。

WebUIアクセス

以下のURLでアクセスします。

URL
https://master.local:8443

adminユーザーでログインします。

ログインできることを確認します。

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