Ansible Tower(AWX)のシステムログ及びジョブ実行ログを一先ずElasticsearchに取り込んで可視化する手順(備忘録)です。


Ansible Tower(AWX)のシステムログ及びジョブ実行ログを一先ずElasticsearchに取り込んで可視化する手順(備忘録)です。

目的

Elasticsearch + Logstash + Kibanaを構築してAnsible Towerのログを転送し一先ず可視化するところまでやります。
設定も最低限にしかしません。

環境

項目 バージョン
OS RHEL7.5
Elasticsearch 6.3
Kibana 6.3
logstash 6.3
Ansbile Tower 3.2.5

ログ可視化手順

ELKセットアップ

OpenJDKインストール

(1) ELKはJavaで動くためOpenJDKをインストールします。

ELKインストール準備

(1) ここではyumでインストールするのでGPG Keyをインポートします。

(2) リポジトリファイルを作成します。

Elasticsearchインストール・起動

(1) Elasticsearchをインストールします。

(2) Elasticsearchの設定をします。

(3) Elasticsearchを起動します。

(4) elasticsearchが起動したことを確認します。

Kibanaインストール・起動

(1) Kibanaをインストールします。

(2) Kibanaの設定をします。

(3) Kibanaを起動します。

(4) Kibanaが起動したことを確認します。

以下のURLへアクセスしてKibanaの画面が表示されることを確認します。

URL
http://ip or fqdn:5601

Logstashインストール・起動

(1) Logstashをインストールします。

(2) Logstashの設定をします。

(3) Logstashを起動します。

(4) Logstashが起動したことを確認します。

Ansible Tower設定

(1) Ansible Towerに管理者でログインします。

(2) settingsTOWERの設定 をクリックします。

(3) システム をクリックし SUB CATEGORYロギング にして以下のパラメーターを設定後に テスト をクリックして動作確認をします。

項目 パラメーター
ログアグリゲーター LogstashのIP or Hostname
ログアグリゲーターポート Logstashの待ち受けポート
ログアグリゲーターのタイプ logstash
ログアグリゲーターのプロトコル HTTPS

ログアグリゲーターのプロトコルでTCPを選ぶとJSONのパースエラーが出ました。ログを見る限りPOSTしてる感じだったので現状はHTTPSでしか受け取れないっぽいです。AWXはTCPでも受け取れました

(4) 成功したことが表示されれば 保存 をクリックします。

(5) ENABLE EXTERNAL LOGGINGON にして 保存 をクリックします。

Kibanaで確認

(1) Management をクリックして Index Patterns をクリックします。

(2) Index patternansible_tower* を入力してindexに表示されたら Next step をクリックします。

(3) Time Filter field name@timestamp を選択して Create index pattern をクリックします。

(4) テストで送信したログが確認できれば完了です。

参考文献

https://www.elastic.co/guide/index.html
https://docs.ansible.com/ansible-tower/latest/html/administration/logging.html

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