MariaDB Galera Clusterを構築してみる

ここでは、MariaDBでGalera Clusterを使って冗長化の設定をしてみようと思います。Galera Clusterに関連するパッケージは yum でインストールします。
同期に使う XtraBackup は公式ページからRPMをダウンロードします。

公式

http://galeracluster.com/products/

方針

  • MariaDBとGalera Clusterをインストールする
  • 3ノード構築する
  • 同期方法は xtrabackup を使う
  • 一先ず、同期が取れたところまで確認する

環境

項目 バージョン
OS CentOS 7.2
MariaDB 10.0.27-1
galera 25.3.17(r3619)

構築手順

パッケージインストール

必要なパッケージをインストールします。
本手順は、対象のサーバ全てで実施します。

(1) MariaDBのリポジトリを登録します。

リポジトリは、以下から作成できます。
https://downloads.mariadb.org/mariadb/repositories/#mirror=yamagata-university&distro=CentOS&distro_release=centos7-amd64–centos7&version=10.0

(2) 必要なパッケージをインストールします。

XtraBackupインストール

本手順は、対象のサーバ全てで実施します。

(1) XtraBackupをダウンロードします。

ダウンロードサイト

(2) インストールします。

設定

SQL1の設定

(1) SQL1(ドナー)の設定をします。

設定内容は公式ドキュメントを、ほぼそのまま流用しています。
細かな設定は環境に合わせてください。

注意
wsrep_sst_auth の内容は変更してください。

SQL2の設定

(1) SQL2(ジョイナー)の設定をします。

注意
wsrep_sst_auth の内容は変更してください。

SQL3の設定

(1) SQL3(ジョイナー)の設定をします。

注意
wsrep_sst_auth の内容は変更してください。

起動

SQL1の起動

(1) SQL1(ドナー)の起動をします。

(2) セキュリティのスクリプトを実行します。

SQL2,3の起動

(1) SQL2(ジョイナー)を起動します。

(2) SQL3(ジョイナー)を起動します。

ステータス確認

(1) Galera Clusterの全体ステータスを確認してみます。

(2) 一部を抜粋してみてみます。

問題なく動作してるようです。
動作試験としては、どこかのノードでDBやテーブルを追加して同期されているか確認する感じでしょうか 🙂

参考文献



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