OpenStackでOVSを使ってみる

OpenStack(Mitaka)を使って、Open vSwitch(OVS)を使ってみた時の備忘録です。
基本的にComputeサービスまでは、公式の手順に沿って構築しています。
OVSの導入は参考文献のサイトの手順で構築しています。
ここでは、OVSの導入までをメモっておきます。

OpenStack構築ドキュメント

環境

項目 内容
OS CentOS7.2
OpenStack Mitaka
コントローラーノード 1台
コンピュートノード 1台

管理系コンポーネントは、コントローラーノード1台で構築しています。
それと、もう一台コンピュートノードが存在しています。

OVS導入手順

コントローラーノードの手順

前提条件

公式にある前提条件の手順を実施します。

(1) neutronのDBを作成します。

(2) neutronユーザーを作成して、ロールを追加します。

(3) サービスエンティティーを作成します。

(4) APIのエンドポイントを作成します。

パッケージの導入

(1) 必要なパッケージをインストールします。

各種設定

カーネルパラメーター

(1) カーネルパラメーターの設定をします。

neutronパラメーター

(1) neutronの設定をします。

ml2プラグインパラメーター

(1) ml2の設定をします。

L3 Agentパラメーター

(1) L3 Agentの設定をします。

DHCP Agentパラメーター

(1) DHCP Agentの設定をします。

Metadata Agentパラメーター

(1) Metadata Agentの設定をします。

METADATA_SECRET は、任意の文字列に変更してください。

novaのパラメーター

(1) novaの設定をします。

インストールの最終作業

(1) プラグインのシンボリックリンクを作成します。

(2) データベースを展開します。

サービス起動・再起動

(1) 各種サービスを起動・再起動します。

OVSでブリッジ作成

(1) br-intを作成します。br-intが存在しないか確認します。

br-int が表示されない場合は追加します。

コンピュートノードの手順

パッケージの導入

(1) 必要なパッケージをインストールします。

各種設定

カーネルパラメーター

(1) カーネルパラメーターの設定をします。

neutronパラメーター

(1) neutronの設定をします。

ml2プラグインパラメーター

(1) ml2の設定をします。

novaのパラメーター

(1) novaの設定をします。

METADATA_SECRET は、任意の文字列に変更してください。

サービス起動・再起動

(1) 各種サービスを起動・再起動します。

OVSでブリッジ作成

(1) br-intを作成します。br-intが存在しないか確認します。

br-int が表示されない場合は追加します。

動作確認

(1) コントローラー側で拡張機能一覧を表示してみます。

(2) コントローラー側でAgentの状態を確認しています。

これで、準備が整いました。
flat/VLAN/VXLANの設定を追加でしてあげればインスタンスのネットワーク通信ができると思います。 🙂
この設定は、別ページでしてみようと思います。

参考文献

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